「霧中の木霊」は2003までに綴られたものです  30/OCT/2005
2003年の元旦に初日の出ならぬ夕陽を見る
芦屋浜の高層公団に住むようになり2年目の春を迎える
秩父、奥山の忘我庵の景色とはまた別の
なかなか気持ちの良い朝焼けや夕景を楽しんでいる
夜景も、学生の頃、夙川の山手にあった叔父の家で観た
百万ドルの夜景に近いのではないかな
震災後9年目にして遠目にはほぼ元に戻ったと言えるかもしれない

2004年はここ芦屋川の河川敷で誕生した「具体美術協会」の50年目の節目である
現代美術の洗礼を受けたことのあるこの身としては
なにか、そうあの頃風にいえば「イベント」を
やってみたい気になっている
最近、20代に技法を確立した(私が勝手にそう思い込んでいるだけだが)
油煙によるバーンペインティング
(BurnPaintingとは都美館での展示を観た米国の美術大学某教授の命名である)
をしきりにリカバリーしたくなっている
リメイキングではなくてリカバリーであるところが気分的には重要で
若い頃は手法というより、見た目でのパターン化に神経質すぎたと思う
今はもっと、もっといっぱい製作したくなっているのである
理由は自分でも解らない
単に未消化だけなのかも知れないし、もっと違う精神的理由が潜んでいるのかも知れない
とにかく前には思いつかなかったようなイメージの定着の仕方が湧いてくるのが不思議だ
「覚醒間域」アルシュ紙に油煙 SEP/2002
<Recoveried BurnPainting>